インターネット広告ビジネスの栄枯盛衰「年収三千万が突然ゼロに」

グーグル

この記事は青森県在住の方よりご執筆いただきました。

ネットはニフティサーブのパソコン通信から、本格的なインターネットは初期の頃から20年以上やっています。ちょうどホリエモンがエッジというウェブ制作会社を立ち上げて注目を浴びていた頃、私もウェブ制作で食べていました。サイバーエージェントやらGMOやらライブドアなど、いわゆる2006年のITブームでネットの世界は変貌しました。

 

それまでは怪しい仕事とか、詐欺や騙し合い、アダルト業界のイメージもあり、マネタイズするのはとても難しかったのです。それがITブームでネットビジネスが人気になり、ネット通販やサービスが増え、誰でも起業できる時代になったのです。

 

私はウェブデザイナーから、すでに自分のウェブサイトを立ち上げてアクセスを集め、広告で儲けるスキームに移行していました。自分のメディアを立ち上げてSEOで集客すれば、広告費もかからない上に、一度検索上位を取れば安定して、広告の売上が入ってきました。

 

広告は高単価の広告を狙っていきます、高単価は検索上位の競合も激しく難易度は高いです。やがて広告ビジネスでも年収三千万を越えて、しかもPVの数字がオチなければ、放置で月何百万も入ってくる状態でした。これを外注やスタッフ無しで自分1人でできる時代だったのです。いわゆる高単価×サブスク(継続課金)これを業者(企業)に対して行っていたので、驚愕の利益率でした。(その後に多額の税金に苦しめられるわけですが)

 

SEOの研究はかなりやったと思いますが、この検索や広告の仕組みは「SEO=Googleの方針」ということになるわけです。ですのでGoogleのブラックボックスのアルゴリズムを解明する必要があるのです。最初はアドセンスなどPPC広告(検索広告)などでも月間数十万万の売上げを確保していました。Googleが記事に合わせた広告をマッチングして表示するので、広告を選んだりする必要がないので楽なのです。

理不尽な権利剥奪

理不尽

最初の衝撃、Googleの怖さを実感したのが、このアドセンスのアカウントが永久BANされたことです。今でもSNSやメディアでBANされた!など聞きますがアカウントが二度とと作れなくなるブラックリスト入りです。つまりサブ垢や別のアカウントも作れないのです、アカウントは氏名や住所などと紐づいていますので。

 

ある日突然、Googleからイチャモンを付けられるわけです「この記事は規約違反だと」

 

私はやり取りをしていくうちに、不明確なレギュレーションに対して抗議していたのですが、それが仇になってしまったのです。Googleは反抗してくるやつは、パートナーになり得ない危険人物だとAI判断したのです。当時AIがあったかどうかは分かりませんが、Googleの天才集団はこのようにロジックを考えていたはずです。

 

「反抗するやつは切れ!」

 

これで月30万円コンスタントに売り上げていたビジネスがグループごと消滅していったのです。(広告のウェブサイトは複数作ってリンクでSEOを強化していくので巨大なグループと化していくのです)

危険なプラットフォーム依存型の収益

プラットフォーム

第一の衝撃がアドセンスBAN。
第二の衝撃が月300万の広告グループの衰退

 

そして、第三の衝撃が、2019年のYMYLアルゴリズム改変による、メディアの死亡です。

 

この頃はコロナ直前ですが、金融関係のウェブサイトでSEO上位にして稼いでいました。広告はGoogleではなく、アフィリエイト会社の広告がメインです。いわゆる成果報酬で、アクションがあった場合に高単価でバックするというシステムです。金融関係ですから、最難関の競合ジャンルですので、儲かるのです。

 

YMYLというのは「Your Money Your Life」の略で、ユーザーの金銭・生命に重大な影響を与える可能性があるトピックのこと。Googleが勝手に定義したスキームなのですが、つまりお金と健康に関するジャンルのアルゴリズム見直しです。

 

具体的に言うと情報の出どころの信憑性を増すために「権威性」を強化したのです。いわゆる専門家でない、私みたいなアフィリエイターが書いた記事は検索上位にあげないよと。これでメディアが、全て検索の上位から吹き飛ばされたドル箱のアクセスが突然なくなったわけです。

 

インターネットビジネスは昔からドッグイヤーと呼ばれ、流れが早いので4年でニーズや勢力が突然変わるよと。つまりネットビジネスで4年持てば本物というわけです。その間、サービスや商品で上位3位に入らなければなりません、それくらいネットは厳しいマーケットなのです。

 

同じビジネスは3社以上いらないのです。コンビニでも上位3社ですので、どの業界も当てはまる常識だと思いますが。

過去の失敗から学ぶ今後

学ぶ

インターネット広告ビジネスは、ある意味未来永劫に儲け続けるのではないかと錯覚も起こします。私もずいぶん自信に満ち溢れて勘違いしていたと思います。
ですが自動化で儲かる仕組みは、今のネット全盛時代でも作ることは可能です。
問題は、そのスキームが4年以降も消えないビジネスかどうかということです。私はGoogleに3回大金を稼がせてもらったと同時に、ビジネスを3回潰されてきたわけです。

 

今はYoutubeやインスタ、ticktokなどが主流ですが、これらもレギュレーションや広告基準がコロコロ変わっていますよね。Google自体の体質は変わっていないので、勘違いして一晩のうちに永久BANされるユーチューバーも今後出てくるのかなと。ネットビジネスはリスク分散も必要なのですが、儲かる時にガッツリ儲けるのが王道ですからね。

 

ビジネスも上場してバイアウトするのが最も稼げる方法ですが、なかなか4年以降も売上が安定するのは難しいです。

 

そんな私が今取り組んでいるのは、自分の商材を様々なプラットフォームやSNSで集客し販売することです。集客の一極集中や依存はしない感じですが、Youtube攻略はかなり難しいなといった感想です。

 

但し以前と違うのは、自分のメディアで販売もしてマネタイズしているということ。

 

つまり顧客やファンを付ければ、どこかに依存しなくても生き残れるスタイルです。SNSに関しては増えることはあっても減ることは今後はないと思いますしね。個人の商品やサービスを、自分のメディアで売ることができれば、粗利も大きいし安心なのです。そういう意味で、ネット商取引の信用性がいい具合に成熟してきたなと、個人でも稼げるなと、ここだけは確信できるのです。