社会保険労務士事務所にインターネットが本格導入されてからの変化と今後

労務士

この記事は社会保険労務士の方よりご執筆いただきました。

インターネットが普及するまではなんでも書籍を使って調べて問題解決するための糸口を探すのが当たり前でした。仕事がそもそも企業から相談を受けて問題を解決することが主な仕事なのですが、インターネットが職場に本格的に導入されてからはその空気感が一変しました。

 

なぜなら、専門的なことを調べて法律の問題などもクリアできるかを簡単にインターネットで調べて分かるようになったからです。特に驚いたのが一番インターネットに疎い層であるはずの事業主が一難インターネットを使って調べたことをドヤ顔で説明し出したことでした。

不要となってしまった専門書

専門書

それ以前は高額な専門書を定期的に購入してそれを見て法律的に問題ないかを調べたりしていたのですが、インターネットが社員全員がパソコンを使って仕事をするようになってからはそういうことがなくなりました。

 

かなり年配の人でもインターネットで調べればそれですべて事足りると分かると、お金を出して高い専門書を定期的に購入することもなくなってしまうという現実を目の当たりにしました。それと同時に私の仕事の先行きに不安を感じるようになったのも確かです。

 

私の仕事は何かを作って売るようなものではなく、どうしたら会社が抱える問題を解決できるかを提案するのが主な仕事で、それがあることでさらに派生で他の仕事も発生しているからです。

 

それでなんとか会社から顧問料を毎月もらって成り立っている業界ですが、インターネットが職場で普通に使われるようになった時は強い危機感を覚えました。確かにインターネットのおかげで検索すれば問題を解決する方法も簡単に分かるようになりました。

 

ですが、それは最初のうちはそこまでインターネットというのを誰もが利用するものでもない時期があったから良かったですが、徐々にインターネットが世に普及するようになって誰もがインターネットで検索するようになってからはインターネットで調べて知ったことを提案するのも限界に感じてきました。それぐらい、誰もが普通にインターネットを使うようになって顧問先の企業でも同じようにインターネットを使うようになった今ではこちらが調べて知ったことで専門的な内容であっても全くの素人でもい簡単にその情報に行きつけるようになりました。

 

そのことにまだ私が勤務する会社の事業主や他の社員たちが気づいていないのが少し怖く感じています。今でもインターネット職場に導入されて便利になったくらいにして思っていないです。

この仕事は将来的にどうなってしまうのか?

仕事の将来

特に私がやっているような会社が抱える問題を解決してもらえるという期待から顧問先企業になってもらって顧問料を取ってなんとか仕事にできているようなところは職場にインターネットが導入された当時は便利で良かったくらいの認識でしたが、今はインターネットという存在が完全に諸刃の刃となっています。

 

つまり、これまではまだ会社の困りごとや面倒なことを代行することで仕事にできていたのですが、今後は難しくなっていくと感じています。

 

その理由はさらにIT技術の進化によってなんでもインターネットでできるようになっていく社会に変化していくからです。そうなると、これまでは毎月顧問料を払ってくれていた企業も徐々に自分でなんでもやるという方向にシフトしていくように思います。なぜなら、これまで以上にインターネットが身近になっていって会社で何か困ったことがあっても、その会社の社員が調べて法的にも問題解決策を見つけ出すようになっていくからです。

 

確かに今はまだ自分で専門的なことを調べるのが面倒だと感じる会社もあるので、インターネットはまだ便利なツールであります。ですが、徐々にその変化の兆しが見えてきています。

 

それは誰もがインターネットで簡単に調べることができるようになったことで、お客がなるべくお金を節約しようとインターネットで積極的に調べて私の会社に依頼してお金を払うよりも無料でなんとかできる方法を見つけて解決してしまうという出来事がありました。

 

これが一過性のことなら問題ないですが、私はこの変化は大きな変化だと感じました。なぜなら、インターネットが職場に導入されて起きた変化は他の人にも起きているからです。

時代の変化に対応できなければ業界は消える

業界の今後

誰もができればお金を出さないで済むならそれに越したことはないです。実際私の職場にインターネットが導入された時はその便利さ故に仕事でいつも定期的に購入していた専門書を購入しなくなりました。このような変化は私の職場だけの話ではなく他の会社でも当てはまる変化なので本当に危機感を感じてます。インターネットが職場に導入されたことで仕事の効率が良くなり、経費の削減にも役立ちました。

 

ただ、その変化のせいでこれまで顧問先の企業だったところでさえもいつまでうちの会社を頼ってお金を出してくれるのかという不安があります。そして、その兆候が既に少しずつ見られるようになっているので、インターネットによっていずれ私が働く業界がなくなるのではという予感がしています。