話し方を改善するための方法をネットで検索していたことが思わぬ収穫になった

会話

この記事は愛知県在住の方よりご執筆いただきました。

私は人と話をするのがとにかく苦手です。たぶん仕事で必要な専門的な技術を多少習得することができた程度では解決しないと考えました。新しく来たばかりの人が周りの人ととっても上手くやれている感じがして、何が自分と違うのかを分析するとやっぱり話し方に原因があるのではないかと確信めいた結論に至りました。

 

そこで私はネット検索で話し方の改善方法などを探し回りました。でも、いくら良さげな内容が書かれているのを確認しても実際に使用するのはかなり困難に感じられました。これだと頭の中ですごく考えながら喋ることになるため以前よりも言葉が出てこなくなってしまうのです。

話のプロを真似るのは難しい

エンターテイナー

方法論は自分には合わないと考えて次に探し当てたのが、話のプロの話し方を真似ることでした。実際に喋っている場面の動画をYouTubeなどで毎日のように視聴していればその話し方の癖が自分の中に少しずつでも入ってきて自分のものにできると考えました。しかし、これも単に話のプロの動画を見ているだけでは使用するのが困難であることに気付いたんです。アナウンサーの話し方や芸人の話し方はたしかに上手だし参考にはなるのですが、実際に喋る場面に適用しようとすると厳しいものでした。使用目的が違いすぎました。話し方が硬すぎる感じがするアナウンサーの喋り方も柔らかすぎる芸人の話し方も実際の場面で使用するのはかなり勇気が必要です。

偶然出会った「落語」の存在

畳

でもやり方自体は間違っていないと考えこの中間あたりの喋り方として硬すぎず柔らかすぎない話のプロの動画はないかと探しました。そうしたら「落語」というものに出会いました。学生時代に少しばかり聞いたことがありましたが、その当時は何が面白いのかがよくわからず聞いておりました。しかし、話のプロではあるし何かのヒントになると考えてYouTube動画に掲載されている落語の動画を次から次に見るようにしました。

 

この視聴を続けているうちにちょっと頭に浮かんだことをネットで調べると思ったとおりの内容の記事が出てきました。それは、「落語を聴くと話が上手くなる、表現力が格段に高くなる」といったような内容です。自分でも落語を聴いていてそんな感じはしていたので記事を読んでより一層聞く価値を感じました。そんな状態を半年ほど続けたころにはやっとのことで落語の面白さにも気付くようになり、その凄さに魅了されていました。

 

結局は合計で2年間ほど継続してやってみて確かに話し方にはかなりの自信が付いていて話し方にも違いが出てきました。やってきただけの価値は確かにありました。しかし、このまま続けているだけでは根本的な問題解決には至らないと思いました。このまま続けて鍛えていけばどんどん話し方は上手くなるとは思います。でも、本当に話が上手い人にはどうやっても敵う気がしないし、これだけでは状況が全て改善されていく気がしませんでした。

話し方を治す努力が新しい道を示してくれた

道

多少は周りとの調和は取れては来ましたが、本当に問題に感じていたことは全く違うところにありました。それは仕事自体に全く興味がないということでした。ならば他になにかやりたいことがあるのかと考えても特に思いつきませんでした。でもよくよく考えてみたら一つだけあったのです。それが話し方を鍛えるためにネットで聞いていた落語でした。単純に2年間も一つの事に取り組んだこと自体が自分にとっては凄いことであり、無駄にしたくないという想いがとても強かったというのが大きな理由にもなっていました。

 

落語から関連することは話し方であったため、最初は「話し方 仕事」のようなキーワードで仕事を探してみました。確かにいろんな仕事はあるのですが、自分がやっている姿が全く想像つきませんでした。そこで、話し方が駄目なら「言葉を書く」の仕事ではどうだろうと思いました。昔から文章だけは、根拠はないのですが書ける自信がありました。そのため「書く 仕事」に検索キーワードを変更して探すことにしました。

 

こういった言葉で調べていくうちに「ライター」という仕事が目に止まるようになりました。厳密にいうと「スピーチライター」でした。自分の書いた文章を他の人が大勢の前で読み上げて影響を与える仕事というのはとても凄いことだし、やれるものならやってみたいと思いました。しかし、スピーチライターというのはどうやってなるのかが調べてもよくわからず、スピーチの部分を無くしてライターのみに絞って検索しました。

 

そこで出会った言葉として影響を受けたのが、「パソコン1台で仕事は全て完了できる。人間関係に悩まされることがない。時間も場所も自由」といった歌い文句でした。自分が実現したいと思っていることが全て詰まったこの仕事に対して猛烈な興味を抱くことになり、ぜひともやってみたいと考えるようになりました。

 

まさか自分の話し方を改善するためのちょっとした行動が自分が今後やっていきたい職業との出会いのきっかけになるとは夢にも思いませんでした。インターネットがその可能性を実現してくれました。